ノーベル賞もココから生まれる!「子どもの探究心を育む」4つの秘訣

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ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智教授。12月10日の授賞式で見せた笑顔が印象的でしたよね。ご存じの方も多いかもしれませんが、大村さんは山梨の農村出身で、夜間学校の教師から研究者になったという異色の経歴を持っています。

育った家庭は、当時は珍しい共働き家庭。ご両親は忙しく働きながら教育にも熱心だったようで、大村さんも両親の背中から多くのことを学んでいたようです。

今回は、『大村智 2億人を病魔から守った化学者』(中央公論新社)をひも解きつつ、働くママが“子どもの探究心の芽を育む4つの秘訣”をお届けしていきましょう。

 

■1:自然と親しむ時間を設ける

大村さんは、子どものころから積極的に農業に携わっており、父親から農業の知識を教わっていたといいます。

土や植物は、科学の宝庫。日々少しずつ変化していく土や作物に教えられることは多々あるはず。

都会でも小さな自然は多くあります。公園の木の根元を少し掘って冬眠したダンゴムシを探してみたり、落葉した紅葉が徐々にパリパリになっていく経緯を観察したり、冬の雑草を集めて図鑑で調べてみたり……。

休みの日には、制限時間を設けずに“自然の小さな変化”を一緒に探しに出かけるのもいいかもしれません。

 

■2:語学教育の重要性を説く

大村さんの父親は、戦争で英語学習が禁止されているときも、「英語だけは勉強しろ」と言い、英語を教えてくれる人を探していたといいますから、その先見の明には驚かされます。

そして大村さんは今、「論文は英語で発表しなければ意味がない」とおっしゃっているそう。

なぜなら、日本語の論文は日本人にしか読まれませんが、英語で発表すれば世界中の科学者に読まれる可能性が出てくるからです。

外国語を駆使してこそ、得る情報も、発信した情報の受け手も多様になります。単調な英語学習に苦労している子どもには、最終的なゴールを示してあげることでモチベーションがアップするかもしれませんね。

 

■3:芸術に親しませる

大村さんの母親は、ピアノをたしなみ、当時貴重だった絵の具を常に絶やさず「絵を描きなさい」と言っていたといいます。

この教育方針が、後々の大村さんの研究にも生きています。

<優れた科学者はまた、優れた芸術家ともなりうるものである。この逆もまた真である。このような意味からも科学者が良い芸術作品に出会うことは、自身の感性を養い優れた科学者としての資質を身に付けることにも役立つものである>

芸術にも造詣が深く、科学と芸術の共通点は“直観とひらめき”と語っている大村さん。

今は娯楽の多い時代ですが、芸術に親しみ、時には子どもが“自分で生み出す”ことの手助けをしてあげたいものです。

 

■4:親も“学ぶこと”を忘れない

大村さんの母親は、教員でありながら養蚕の技術も身に付け、毎日ポイントを日記につけて、村の人に技術を受け継いだといいます。

そんな母の後ろ姿を見て育った大村さんら5人の兄弟は、当時としては珍しく全員が大学に進学。

<教師たる資格は、自分自身が進歩していることである>

という母親の日記の中の言葉は、教授となった大村さんのポリシーに大きな影響を与えたひとことだったようです。

 

以上、“子どもの探究心を育む方法”をお届けしましたが、いかがでしょうか?

子どもが小さい頃は、落ちている石や、葉っぱにさえ興味を持って長い間立ち止まっていたのが、成長とともに足を止めなくなっていきますよね。

それは“成長”ではなく、社会性が身に付くとともに「なぜ?」の気持ちが消えていくことなのかもしれません。子どもに寄り添いながら、探究心を大切に育んでいきたいものです。

 

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【参考】

馬場錬成(2012)『大村智 2億人を病魔から守った化学者』(中央公論新社)

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