働きママ戦慄!「子どもの虐待が減らない」恐ろしすぎる理由とは

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ニュースで報道される胸が引き裂かれるような子どもの虐待死事件。あなたは、別の世界のことだと思いますか?

働くママの中には、毎日育児・家事・仕事の連続で、「もう限界……」と悩んでいる方も少なくないかもしれません。

周りに助けてくれる家族がいない、夫が育児に無関心といった理由で育児の責任を一手に負っている場合、ママには相当なストレスがたまるはず。

行き場のない不満をぶつける相手がおらず、子どもに八つ当たりして反省した経験を持つ方もいるのではないでしょうか?

今回は、子どもの虐待事件を追っているルポライターの杉山春さんの新著『家族幻想』をひも解きつつ、虐待が起こる背景を考察していきましょう。

もしかしたら、「他人事じゃない……」と思えるかもしれません。

 

■1:母親の孤立

杉山さんによれば、目まぐるしく経済が発展する1970年代、“人類史上初めて”母親が一人で子育てに責任を負う価値観があらわれたといいます。

結果、母親は孤立し、不安に陥ったり何かに依存してしまう事態も起きています。

恋人、インターネット、ギャンブル、ゲーム、買い物、ママ友……と、依存の対象は多岐にわたり、ときには子育てがままならなくなることも。疲れや孤独から心に生じたひずみやゆがみは、自分では気づきにくいもの。不安なときに「苦しい」と言える環境を作っておくことが大切です。

 

■2:結婚をするまで育児方法を学ぶ機会がない

<子育てを見たことがない若い女性たちは、育児書や雑誌に頼る>

親から子へ受け継がれてきた子育て法や家事スキルは、インターネットや育児書にとって代わりつつあります。

あふれる情報にパニックになる母親、情報収集を全くしない母親、実母に口うるさく指導される母親……と、情報の格差が生じています。

なかには、“予防接種の時期”“離乳食の作り方”といった基本的な情報にも、心を閉ざしてしまう母親もいます。

最悪の場合、「子どもは泣くもの」「子どもを殴れば心も体も痛がっていること」といったことさえわからなくなってしまうこともあるのかもしれません。

 

■3:家族の共同作業の消滅

畑を耕す、冠婚葬祭を手伝う、家業を営む……昔はそういった共同作業にあふれていましたが、現在は“生きるために助け合う”ということが消滅しつつあります。

<本来、子どもは、周囲の大人に守れられて成長する権利がある>

とありますが、子育ての密室化により、子どもの周囲に守ってくれる大人がいないという事態も起きています。母親が心を壊し、歯止めがきかなくなったとき、子どもは逃げ場がありません。

家族、友人、保育園、自治体の支援サービス……頼れる場所を増やし、多くの居場所を持っておくことが大切です。

 

■4:子どもを所有物と勘違いする心理

<「両親は自分を所有物だと思っていると感じていました。自分も親を所有していると思っていた」>

公共の場で子どもが騒げば、「あなたの子でしょ。注意しなさい」という視線を受ける。「この子の親でしょ。責任全部とりなさいよ」という空気の中で、親は子どもを所有物だと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。

仕事の疲れで冷静さを失いそうなとき、子どもの心情を想像することを忘れないでいたいものです。

 

以上、虐待が起こる背景についてお届けしましたが、いかがでしょうか?

虐待という行為は、次世代、次々世代へと受け継がれる許されない行為ですが、虐待が生み出される背景はきわめて複雑です。ただ言えることは、決して日常生活からかけ離れた物語ではないということ。

以前、筆者の知人の東南アジア出身のワーキングマザーが「日本でコドモ育てるの、すっごいサミシイヨ……」と話していました。虐待事件の背景には、母親の孤立が大きな原因の1つにあります。昔の息苦しい“家制度”とはまた異なった、新しい家族の在り方が問われるときなのかもしれません。

 

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【参考】

※ 杉山 春(2016)家族幻想 – 「ひきこもり」から問う(筑摩書房)

 

【画像】

※ Zurijeta / Shutterstock

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