もしかして…!「我が子がいじめの対象」になっているサインと対処法

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親の直感だけど、わが子の様子がなんとなくおかしい。「もしかして、いじめ!?」というとき、あなたならどうしますか?

いじめに関する情報はあふれており、メカニズムをわかったつもりになっていても、いざわが子の身に降りかかってくると、冷静さと客観性を保つのは難しいもの。

ネガティブな想像は止まらず「私が仕事で忙しかったから……」なんて、ママが自分を責め始めることも。

じつは、昔のいじめと現在のいじめってちょっと違うってご存知でしたか?

そこで今回は、現代特有のいじめのサインについてお届けしていきましょう。

 

■今のいじめは、仲のいいグループ内で起こやすい!

皆さんには、こんな経験ありませんか? 小中学生の頃、“力のある”先輩方や同級生に目を付けられ、「調子乗るな」、「スカート短いんだよ」と呼び出されたり、無視された経験が。

ママ世代の方も、こういういじめを想像されている方が多いかもしれません。

しかし、筑波大学の土井隆義教授の『キャラ化する/される子どもたち』によれば、現在のいじめの厄介な点は、より対等な関係、つまり仲の良い友達グループ内で起きやすいとのことです。

子どもがいつも会話によく出てきた友達の話を露骨に避けるようになったら、注意が必要です。

 

■“いじられキャラ”の子が他の子のサンドバッグ役になることも…

教授の著によれば、現在の子どもたちは、グループの中で与えられた“外キャラ”を演じる傾向が顕著だといいます。

そこで、 “いじられキャラ”という役割を割り振られた子は悲惨。

「“くっせー”“だっせー”くらい言っても大丈夫。なぜならヤツは、そういうキャラだから」

と、仲良しグループの常識が世間の常識から逸脱していくこともあるでしょう。

前出の『キャラ化する/される子どもたち』によれば、仲良しグループでばかりつるむことで生じるのが、“なんかおもしろいことないかな”という刺激への欲求。

<澱んだ関係を再活性するためのテクニックとして登場してくるのが、いじりやすい生徒のキャラを標的とした今日のいじめです>

もし、わが子が外では無理してニコニコしながら、友達関係を守るためにいじられキャラを演じ続けているのだしたら……。なんだか、胸が張り裂けそうになりますよね。

 

■劇的な対策ではないけれど……いじめに悩む前にやっておきたいこと

学校には、逃げ場がありません。それゆえ、子どもにとっては、学校での人間関係こそ世界の全てと思い込んでしまうこともあります。

仲良しグループの“過剰なつながり”から生じるいじめは、外からみるとなかなか発見しにくいものです。

子どもが苦しんでいるとき、ときには、親が出て子どもを守ることが必要な時もあるでしょう。

息苦しい関係に風穴を開けるためのゆる~い解決策を、土井教授は、『つながりを煽られる子どもたち』で小国綾子さんの言葉を引用しています。

<「親にしかできないこともあるが、親だからできないこともある」と、長年の若者の取材で痛感してきた。親以外の信頼できる大人との出会いは、子供の生きる力になる。生死を分けることもある。親にできるのは、わが子を囲い込まず、信頼できる他人の大人に会わせること>

そのためには、大人自身がつながりの質を変えるべきだと述べています。

 

以上、いじめのサインについてお届けしましたが、いかがでしょうか?

筆者は、ド田舎の中学校で、徒党を組んだ“ツヨ~い”女子の先輩方から「生意気」「目障り」とののしられていた経験がありますが、そのとき救われたのが、バカ話をしながら地域の子に勉強を教えていた養豚場のおじさん。

学校や部活以外の居場所があってよかったと思っています。「友達とうまくやれよ!」でなく、「学校だけが全てじゃない」「信頼できる大人もいる」ということを伝えていくことって、じつは大切なのかもしれません。皆さんは、仲良しグループで起こるいじめ、どのような対策が有効だと思いますか?

 

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【参考】

土井隆義(2009)『キャラ化する/される子どもたち 排除型社会における新たな人間像』(岩波ブックレット)

土井隆義(2014)『つながりを煽られる子どもたち ネット依存といじめ問題を考える』(岩波ブックレット)

 

【画像】

※ wavebreakmedia / PIXTA(ピクスタ)

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