衝撃!「友達と仲良くね」ママの一言が子どものいじめを助長しちゃうワケ

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「お友達と仲良く」と、多くのママは子どもに言ったことがあるかもしれません。

仕事から帰宅し、嵐のような忙しい時間を終え、寝かしつけの最中、もし子どもが「あのね、○○ちゃんとケンカしたの」と告白してきたら?

「がんばって仲良くしてみよう。ママも会社でキラいな人と頑張って仲良くしてるの。○○ちゃんはおりこうだからできるよ!」とアドバイスするのは、母と子のごく自然な会話に思えます。

しかし、この「仲よくしよう」という言葉が、子どものいじめの原因にもなっているという衝撃的な説があるのをご存知でしょうか?

 

■「みんな仲良く」で、子どもに“排除の心”が生まれる!?

筑波大学の土井隆義教授の著書『キャラ化する/される子どもたち』によれば、子ども達のいじめをなくそうと、大人たちが必死に「お互い協調し合って、仲良くしなければならない」と説くことで、協調性のない子が排除されるという“負の面”があるといいます。

<子どもたちにしてみれば、この協調性という言葉は、しばしば用いられるいじめの口実の1つにほかなりません。「いじめられても仕方ない。だって協調性がないのだから」というわけです>

協調性のない子やマイペースな子、集団のリズムについていけない子、ちょっと変わった子が見下されたり、“いじられキャラ”に仕立られたりということが起こり得るというのです。

「仲良くすることこそが正義」と強く説くより、「いろんな個性がある」ということをまず伝えていくことが大切なのかもしれません。

続いて、「お友達と仲良くしなさい!」と子どもに強く叱る前に、まず親自身が変わるべき3つのポイントについてご紹介していきましょう。

 

■1:子どもと自分の境界線を失わない

土井教授の著書、『つながりを煽られる子どもたち』に以下の著述がありました。

<子どもにとって親はもっとも身近にいる異質な存在のはずです>

ところが、親子で “一心同体”の友達親子になってしまうことで“異なる意見”を吸収する機会が減ってしまうとのことです。

さらに、親子の共依存の関係も生みやすくなるとか……。

 

■2:教育機関に攻撃的な姿勢をとらない

学校の教育方針に意見するのは、時には大切なこと。しかし、ひたすら“攻撃的”に「そちらが間違っている!」と一方的に相手を責めるやり方は、親が“学校側を異物とみなしている”ことだといいます。

穏便な話し合いをせず、自分の常識を振りかざす態度は、子どもにも引き継がれる可能性があります。

 

■3:狭い人間関係にこもらない

会社のランチは、いつも同じ人たちと。こっちのママ友グループはイイけど、こっちのグループは格下だから、無視。義実家は、面倒だから一切顔を出さない。私には、仕事と友人と、子どもがいるからいい……となると生じるのが、他者に対する“不寛容な態度”と、身近な人への依存心。

土井教授の著書によれば、自分と違った考えを持つ他者とのつきあいこそが、寛容さを育てることにつながるようです。

 

以上、「仲良くしなさい」という前に親が避けるべきことについてお届けしましたが、いかがでしょうか?

いろんな人の意見に触れられるのは、仕事を持つママの強み。“異なる人”を受け入れる親の背中は、「仲良くしなさい」という言葉よりも重いものなのかもしれません。

 

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【参考】

土井隆義(2009)『キャラ化する/される子どもたち 排除型社会における新たな人間像』(岩波ブックレット)

土井隆義(2014)『つながりを煽られる子どもたち ネット依存といじめ問題を考える』(岩波ブックレット)

 

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Philippe Put

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