エッ…2人に1人が「保育園落ちた」!? 首都圏保育園の待機児童のリアル

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「保育園落ちた。日本死ね」とインターネットに投稿された匿名のブログの波紋がさらに広がっています。

働かなくちゃ、暮らしていけない。でも、子どもを預ける場所がない。実家は遠いから頼れない。

認可保育園に落ちて、認可外の保育園を探しているけれど、保育料が高かったり、3歳で退園しなければならなかったりと、なかなか我が家の条件に合う保育園が見つからない。さらにこのご時世、ガラガラに空いているとなんだか不安さえ感じる……

今、0歳児~1歳児の保育園の待機児童数が深刻な状況です。

首都圏の自治体のサイトでは保育園の申込者数がサイト上にアップされていますが、それを見ると、とくに1歳児の競争率はし烈。

さらに、早生まれの子どものいる家庭からは、「不公平だ」なんて声もあがっています。それはどうしてでしょうか?

 

■今年の杉並区の1歳児倍率は2.3倍!

3年前、保育園激戦区の杉並区でママ達による大きなデモが起こり、“保育園一揆”などと呼ばれていましたが、3年たった今、杉並区立園の0歳児枠、1歳児枠の倍率はどのような状況になっているのでしょうか?

今年1月に発表された数値を計算してみると、1歳児枠287人に対し、第1希望の申し込み児童数は、682人で、倍率はなんと2.3倍!

0歳児枠は、231人に対し、申込数が425人で1.8倍。ここで落ちたら、待機児童となって、また次年度に……と考えると、想像を絶する事態であ ることがおわかりいただけるのではないでしょうか? もう「たまたま枠が“ポッ”と空いて、入れちゃった」というレベルではありません。

杉並区だけでなく、首都圏の多くの自治体で類似の事態が起こっています。

 

■ゼロ歳枠を減らしても、なお残る不公平感

例年、認可保育園入園の申請は、前年の秋に行われます。

4月生まれ~秋生まれの子達はゼロ歳児枠に申し込むことができても、秋の時点でまだママのお腹の中にいる早生まれの子は、ゼロ歳児枠に申し込むことはほぼ不可能です。

そのため、例年1歳児枠に全てのチャンスをかけてくる応募者が殺到。

早生まれママからは、「競争率の高い1歳児枠しか選択肢がないのはキツい」という声があがることもあります。

こうした不公平感を解消するため、0歳児の枠を減らしたり、なくしたりする取り組みが行われているところもありますが、まだ根本的な解決には至っていません。

 

■もっと一緒にいたいのに、0歳から入れないと働けない!

早生まれママからは、「不公平」なんて声も聞かれますが、秋口に出産し、生後半年で保育園に預けて仕事復帰したママが「本当はもっと子どもと一緒にいたいのに」と、早くから子どもを預けることに罪悪感を負っていることもあります。

とはいえ、そうでもしないと保育園に子どもを入れられず、働き続けることができない……。

子どもの都合が置き去りになっている現在の“ホカツ問題”の根深さが垣間見えるのではないでしょうか。

 

以上、首都圏保育園の1歳児枠の状況についてお届けしましたが、いかがでしょうか?

保育園に落ちた方は、まずは会社側に育休の延長を申し出て、空きが出るのを待ちながら、子どもに合った無認可保育園を探すなどの対策を打つ必要があるでしょう。

「よし、そろそろ働こう!」と思った時に簡単に働きに出られない状況も、働くも働かないも“保育園次第”という状況は、ママの仕事へのモチベーションを著しく削いでしまいます。

あまりの競争率に、「妊娠中から、ち密な対策を練ったもの勝ち」だとか、「うちの子さえ承諾されれば」という残酷な気持ちが芽生えてしまうこともあるでしょう。

同じ就労条件なのに無理やり“承諾”“不承諾”の一線が引かれ、人生プランが変わってしまうことがあることは、異常な事態だといえるでしょう。

 

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【参考】
平成28年4月 認可保育所等の利用申し込み状況 – 杉並区

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