本当の恋してる?「魂が震える大恋愛の仕方」を働く男女が忘れた理由

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仕事や、仕事絡みのつき合いが楽しくなってきて、結婚すると“楽しい時間”を削らなければならないかもしれない。でもいずれは、結婚したいし、本気になればできると思う。

そんな風に考えている男女は少なくないかもしれません。

9月15日に国立社会保障・人口問題研究所が発表した調査によれば、恋人のいない未婚男性の割合は、男性が69.8%(前回61.4%)、女性が59.1%(同49.5%)と、いずれも過去最高を記録!

じつは、何年も前から繰り返しこの傾向に警鐘を鳴らしてきたのが、社会学者の宮台真司氏。

8月19日放送のTBSラジオ『デイキャッチ』で、「状況はさらに深刻になっている」と、今回の結果を予想していました。男女の“ある感情”が、恋愛を遠ざけているとか……。

 

■男女関係を“損得勘定”で考えると、本気の恋愛ができなくなる!?

昨年、雑誌『AERA』2015年6月22日号の特集「結婚はコスパが悪い」の内容が、波紋を呼びました。

「権利が半分になり、義務が2倍になる」といった男性の声も紹介され、結婚により、それなりに気に入っている“現在の生活”の質がガクンと落ちてしまうことを案じる男女の実態が紹介されていたからです。

宮台氏によれば、このように、コスパを恋愛の基準に置く“損得勘定”が、男女を恋愛から遠ざけているといいます。肉体関係はあっても、面倒だから彼氏・彼女としての絆をつくらないというのは、恋愛ではないと前置きしつつ、

<損得勘定が内発性、内から湧き上がるような力よりもはるかに大きくなっている>

と述べています。

「先行き不透明な世の中だから、彼女に家計を依存されたくないし、自由にさせて欲しい」

「年収600万円以上のカレと結婚して、ゆるく働きながら愛される料理を作りたい」

と、互いに相手をコントロールしたい男女の思いが、すれ違っているのかもしれません。

 

■理解し合う関係より、“承認欲求”を満たす関係が優先してしまう傾向

さらに、宮台氏によれば、過去10年の間で、男女が異性関係より“女子会”“男子会”を楽しむ傾向がより顕著になってきているといいます。

集団の中で固定したキャラを演じ、「どう見られているのか」を気にしながら、仲間からの“承認”を得ることを優先してしまう男女が増えているとか……。

そして、恋人の“スペック”により、同性から悪口を言われることを極端に嫌う傾向もあるようです。

「あの子のカレの服のセンスは、ないわ~」

「○○のカレ、チャラいから、絶対浮気しそう」

と言われるくらいなら、女友達と予定調和の楽しい飲み会をしていた方が楽しいと感じてしまうことも……。

 

■ウチらのせいだけじゃない! 上の世代からも“損得勘定”を押し付けられている!?

このような傾向は、もしかしたら、20代~30代男女の恋愛観を醸成してきた環境にも起因するのではないでしょうか。

やりたいことをガマンし、子育てと家事に疲弊する母。仕事やつき合いでちっとも帰ってこない父。そういえば、ラブラブな2人はあんまり見たことがない。

母は、自分が体験した幸せと苦労から、娘に、

「結婚相手には、絶対に貯金の額を教えちゃダメよ」

「財布のヒモは、絶対にオンナが握りなさい」

「結婚相手は、絶対に公務員かそれなりの企業の男性が安心よ」

「妻が夫を尻に敷いていた方が家庭は安泰だから」

なんて、損得勘定を刺激する“イヤ~なアドバイス”を伝授し、娘は、それらをカレに押し付けます。

一方、“女性の愛し方”のお手本を示す男性が身近にいなかったカレは「そんなのムリ!」と逃げ、“インスタントな関係”で、その場その場の欲求を満たすことを考える。

なんだか、ちょっと悲しいすれ違いですよね……。

 

以上、男女の本気の恋愛を阻む要因についてお届けしましたが、いかがでしょうか?

30代の未婚女性の実態を描いた人気コミック『東京タラレバ娘』にこのような言葉があります。

<先回りして 防御して みっともない感情をコントロールして

でも、何年もそんなことやってたら 自分の本当の感情がなんなのか わからなくなってしまった>

「この人、いいな」と思った時に、「でもこの人、ネクタイ変だし、話合わなそう……」などと、無意識のうちに相手を否定していませんか?

恋愛と、その延長上の結婚を望んだら、今までの“予備知識”を一度リセットし、いろんなところに“出会いアンテナ”を張り巡らせたうえで、「相手のことをもっと理解したい」という感情を育てることが大切なのかもしれません。

 

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【参考】

第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)-国立社会保障・人口問題研究所

東村アキコ(2016)『東京タラレバ娘(6)』(講談社)

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