見栄っ張りが身を滅ぼす…「闇金ウシジマくん」の心に突き刺さる言葉

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マネー

貯蓄, 節約, お金

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「お金を大切にしましょう」「お金は怖いですよ」「地道に働くことが大切です」

これらは私たちが幼いことから何度も耳にしてきた大切な教えです。しかし、抽象的すぎていまいち心に響かず、「はいはい」と聞き流してきた人も多いのではないでしょうか?

人間の心は弱いもの。頭ではわかっていても、つい気が緩んでムダ遣いをしてしまったり、ラクな方に流されそうになったり……。

そこで今回は、漫画『闇金ウシジマくん』の名場面を参考に、お金の大切さや人間の弱さを学んでみましょう。

 

■恐ろしくもためになるお金の教科書『闇金ウシジマくん』

漫画『闇金ウシジマくん』は、“ウシジマくん”こと丑嶋馨が経営する違法な闇金会社“カウカウファイナンス”が舞台。借金が膨らみ、まともな金融機関からお金を借りられなくなった多重債務者らが、毎日“カウカウファイナンス”を訪れます。“10日で5割”という違法な高金利で貸し付け、返そうとしない債務者にはあらゆる手段を使って壮絶な取り立てを行います。

映画化・テレビドラマ化もされている同作品は、冒頭の教えを具体的に、これ以上ないほどわかりやすく解説してくれます。

読み終わったあとは、必ず「お金を大切にしつつ真面目に働こう」という気持ちになり、ひいては本当の意味での女子力&金運アップに繋がることでしょう。

 

見栄っ張りは金運ダウン! 自分にとっての本当の幸せを考え抜くことが大事

第1巻の『若い女くん』編は、大企業に勤めるOLの村田久美子が主人公。

久美子の勤め先の同僚女子は、みな羽振りがよくきらびやかな人ばかり。女子グループから仲間外れにされないよう、そして見栄を張るために、久美子は無理をして海外旅行に付き合ったり、高額なエステや洋服、化粧品に散財。

その結果、借金で首が回らなくなり、ウシジマくんのところに駆け込みます。

もはやまともな金融機関は相手にしてくれなくなったからウシジマくんに融資を懇願しているというのに、久美子はどこか上から目線で尊大な態度。大企業のOLというプライドが捨てきれず、お願いする立場であるにもかかわらず、ウシジマくんを脅そうとするシーンも。

久美子が帰ったあと、ウシジマくんは部下と次のような会話をします。

<「アホ女の基本は、見栄っ張りだよな。」

「はあ……」

「自分をちゃんと知ってる奴は、身分相応に生活すンだろ。無理して相手に合わしてもその場限りだし、無理して着飾っても一瞬の優越感しか味わえねエ。」>

過去記事「幸せと美をすり減らす!マウンティングは“負けるが勝ち”な理由3つ」でもお伝えしましたが、“マウンティング”や“見栄の張り合い”ほど不毛な争いはありません。

一刻も早く“負け”て、自分にとっての本当の幸せは何かを自分の頭で考え抜くことが大切でしょう。

 

■「5円を笑うものは5円に泣く」思考停止状態でビッグな言葉ばかりを口走り、地味な努力を軽視する人々

第30巻からは、『フリーエージェントくん』編。中身のない情報商材を高額で売りつける悪徳商法で暴利を貪る“カリスマ成功者”天生翔、そして彼を妄信する主人公・村上仁などの“信者たち”が登場します。

天生翔のセミナーに集まる信者は、村上を含めて皆“楽して儲けよう”とする連中ばかり。地味な努力や勉強などの下積みを嫌い、天生の口から出る甘い美辞麗句ばかりを思考停止状態で妄信します。

やたら“リスクをとれ”“自分を信じろ”というドラマチックで派手なセリフが多く登場しますが、“地味な努力をしろ”という人はひとりもいません。地道に積み上げてきた努力や実績がほとんどないのに、自尊心ばかりが肥大したアンバランスな人々ばかり。

第31巻には、ある債務者がウシジマくんに厳しく返済を迫られるシーンがあります。「1円を笑うものは1円に泣く」という状態が具体的にどういうことなのかがリアルに実感できる名場面。

<「あと5円足らねえ……」

「勘弁してよ、5円ぽっち負けてくれてもいいでしょ。」

「だめだ。5円ぽっちって言うならすぐ払え。」>

そう言われて、なんとか自販機の下に落ちている10円玉を見つけて渡しますが、お釣りの5円を渡されたときの豹変ぶりが印象的。

<「ほら、これでいいだろ!」

「おつり。」

「ケッ、いらねえよ馬鹿野郎!」>

そしてその直後に、天生翔がこんなセリフを吐くシーンが登場します。

<ポケットの小銭はストレスだ! 私のような歴史を変える大きな人間に、小銭は必要ないのだ!>

天生やその信者は、稀に見るロクデナシのように見えます。

けれども、できるだけラクをして結果を出したい、物事に正面からぶつかって自分の本当の実力を思い知らされるのが怖い……という気持ちは、大なり小なり誰もが心の奥底に抱えているものでしょう。

 

以上、『闇金ウシジマくん』の心に突き刺さる名場面でしたが、いかがでしょうか?

虚飾、高慢、怠惰など……読んでいる内に、自分の心の中にある弱さをあぶり出され、強制的に自分と向き合わされる瞬間が訪れます。

「最近、なんだかヤル気でなくてダラダラしちゃうんだよね~」とお悩みの働き女子は、ぜひ『闇金ウシジマくん』を読んでモチベーションアップしちゃいましょう!

 

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【参考】

真鍋昌平(2004)『闇金ウシジマくん 1』(小学館)

真鍋昌平(2014)『闇金ウシジマくん 31』(小学館)

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