物議は「醸すor醸し出す」!? 正解がわかりにくい日本語おさらい

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「ん? その言い回し、なんだか変じゃない!?」

テレビ番組を観ていて、他の人のSNSを見ていて……ふと、そう思うことはありませんか?

間違っていないかもしれないし、本来の使い方としては間違っていても、現代の日本語としてはもう“市民権”を得ているのかもしれないけれど……どうなんだろう!?

そんなふうに思っているのは、あなただけではないはず。

正解不正解に迷う日本語の言い回し、例えばどんなものがあるでしょうか?

 

■「物議」に「色気」……醸す? 醸し出す?

「〇〇氏の発言が物議を醸した」「〇〇氏の発言が物議を醸し出した」

この二つの文、正しいと思うのはどちらでしょうか?

同じ“醸す”という言葉が使われていますが、後者の「醸し出す」は、「大人の色気を醸し出す」のように、“雰囲気”などに関して使うことが多いですよね。

“物議”という言葉に使うのであれば“醸す”が適当ですが、「物議を醸し出した」も、案外耳に入ってくると思いませんか?

言葉は生き物、人々の認識も日々変わっていきます。

前者よりも後者を使う人が今後増えるようであれば、「物議を醸し出した」も日本語としてOKという流れになる可能性も……!?

 

■間違えたくない重複表現……でも外国語が混ざると、罪が軽い!?

重複表現、というワードを聞いたことはありませんか?

一つのフレーズの中で、同じことを二度言ってしまうことです。

よく知られているのが、「頭痛が痛い」「後から後悔」「馬から落馬」などですよね。「さすがにそれは言わない!」という人も多いでしょう。

ですが、わかっていても使いがちなものも。「一番最初」「まだ未定」「あらかじめ予約」……ワンフレーズの前後をよく見ると、意味が重なっていますよね。

正解不正解を決めてしまうのが難しいのが、カタカナやアルファベット、外国の言葉が混ざる場合。

「IT技術」「クーポン券」「ラム酒」

こちらもワンフレーズの前後で、結局同じことを言っています。

ですが“外国語+日本語”の組み合わせだと、その外国語の意味を補うような役割を担うので、二重表現の中でも違和感が少ないかもしれませんね。

 

■「あれ? どっちがどっち!?」……迷いやすい、二つの言葉

「名誉挽回と汚名返上」……“迷いやすい”二つとして、これはかなり有名ですよね。

似たような間違いをされやすい組み合わせ、他には「力不足と役不足」なども。

「力不足」は役割に対し、ある人の“力”が”不足”していること。「役不足」はその“役”割では、ある人の能力に対し“不足”していること。

こうして文字をじっくり見れば迷うことはないのですが、いざ会話で使うときには自信がなくてやめてまった……という人もいるのでは?

そして、「元旦と元日」も迷う人が多いようです。

「元旦」は元日の朝、その「元日」は「1月1日」その日を指しますが、「元旦」を「元日」と間違えてしまい、「元旦の朝」なんて言ってしまっている人も……。

漢字そのものも似ているだけに、「どっちだっけ!?」とごちゃごちゃになってしまいやすいのかもしれませんね。

 

以上、正解がわかりにくい日本語でしたが、いかがでしょうか?

明らかに間違っている言葉、正解不正解を誰もが迷う表現、間違っていたはずがいつしか浸透してしまったフレーズ……など、日本語の”わかりづらさ”はじつに様々。

言葉は日々変化も進化もするだけに、正解不正解を導き出すのが難しいこともありますが、「この言葉、合っているかな?」と疑問を持つのはいいことですよね。

 

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