ブラック企業かもしれない待遇…「初心者大歓迎」で高給は要注意!?

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これから入社する会社が「ブラックか、ホワイトか、グレーか」なんて、働いてみないとわからないと思いますか?

開けるまで中身の見えない“あたり・はずれ”が顕著な福袋を選ぶように、時の運にすがって転職活動や就職活動をしている方もいらっしゃるかもしれません。

学生による人気就職先ランキングに毎年ランクインしていた大企業でさえ過労死が起こることがありますし、筑波大教授の松葉一葉教授が命名した、部下をつぶす“クラッシャー上司”がはびこるエリート組織だってあるでしょう。

それでは、労働力だけでなく、生きる気力までむさぼり取られる可能性のあるブラック企業の見分け方とは……?

 

■ブラック企業の募集要項によく使われる言葉とは……

労働問題に詳しい和光大学教授である竹信三恵子さんの著書『しあわせに働ける社会へ』(岩波ジュニア新書)に、ブラック企業を見分けるためのわかりやすいポイントが挙げられていたので、いくつかご紹介していきます。

まず最初にあげられているのが、「離職率が高い」という点。とはいえ、面接官に「御社の離職率は?」などとなかなか聞けるものではありませんし、離職率の低さを誇りにしている企業を除き、公にしている企業は少ないでしょう。

そこで、ちょっと突っ込んだポイントを。

<「少数精鋭」などをアピールし、人員が少ないことや残業を前提とした労務管理が公然となっている>

「少数精鋭の組織で、大切な仕事もすぐにまかせてもらえます!」というのは、転職サイトでにこやかな笑顔のスタッフの写真と共によく見かける言葉ですよね。ところが、この言葉の裏を返すと、「人員不足」となるケースもあるようで、注視する必要がありそうです。

 

■ポジティブな言葉で過酷な労働条件をモヤっと隠すケースも

続いて気を付けたいのが、「がんばった分だけ稼げる!」「努力が報われる会社です!」といったポジティブ用語。

<「がんばった分だけ報われる」などとうたいノルマがきつい>

というポイントが挙げられていますが、「がんばる=睡眠時間や自由時間を極限まで会社にささげる」だとしたら?

働いている現場を事前に見る機会があれば、社員の目の輝きをチェックしてみましょう。

さらに、こんな用語にも要注意!

 <職種について異様に明るいカタカナ語を使ったりしてイメージを偽装>

例えば「スーパー・エグゼクティブ・ディレクター募集」なんて、ちょっと恐れ多い肩書きですが、実際は何をやるのやら。「ヒューマンリソース部門のアシスタント・リーダー募集」と言ってもそれは人事部のアシスタントですし、肩書きで仕事内容のイメージをモヤっとさせている企業もちょっと気を付けておきたいものです。

 

■入社のハードルが低いのに最初から好待遇は、一度疑うべきかも

「ウマい話には裏がある」などと言われますが、募集要項についても、“おいしすぎる話”には慎重に。

<「30万円保障」など給与を不自然に高く表示>

<「初心者歓迎」「学歴不問」など面接のハードルが低い>

といったものが正社員として採用した社員を“なんちゃって正社員”扱いし、使い捨てするようなブラック企業が提示しがちな条件だとのこと。残業代の有無、ノルマ、給与の内訳などは臆せずに確認しておきたいものです。

 

以上、ブラック企業を見分けるためのポイントについてでしたが、いかがでしょうか?

命や健康に勝る仕事はありません。しかし、同時に働くことと、生きていくことは密接につながっています。

だからこそ、苦労して見つけた職が、過酷で心身を削って行うものだったなら、これほど辛いことはありません。就職・転職活動時には今回お伝えしたような不自然な“ポジティブ・ワード”にはくれぐれも注意したいものです。

 

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【参考】

竹信三恵子(2012)『しあわせに働ける社会へ』(岩波ジュニア新書)

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