ココロを揺さぶる1冊!アドラーに学ぶ「人間関係の悩みを消す」2つの方法

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ココロを揺さぶる1冊!アドラーに学ぶ「人間関係の悩みを消す」2つの方法仕事をしているとたくさんの悩みが出てくるが、そのほとんどは人間関係によるものといえるのではないだろうか。

○○さんと反りが合わない、××さんが私の悪口を言いふらしているようだ、なぜか△△次長からの私への評価が低い……などなど。そんな人にぜひ知ってほしい考え方のひとつに、“アドラー心理学”がある。

アドラー心理学とは、社会と調和をとりながらも自立した考えを推奨する思想で、フロイトやユングとあわせて“心理学の三大巨頭”といわれているひとつだ。

岸見一郎氏と古賀史健氏による共著『嫌われる勇気』によると、私たちは対人関係の中で、自分が正しいと確信した瞬間に、権力争いに自ら足を踏み込んでしまっているようなものだという。そう、つまり、あなたは「自ら好んで人間関係のトラブルを抱える考え方をしているのではないのか?」と、この本は問いかけているのだ。

会社の人やビジネス関係者とは、誰と付き合うかを自分で好き勝手に選べるものではないゆえに、人間関係が一度こじれてしまうと、なかなか修復も難しい。そのまま悪化させてしまうと仕事の成果にも悪影響が出ることも懸念されるので、できることなら早い段階で、円滑な人間関係に戻してしまいたいと考える人も少なくないだろう。

今回の記事では前述の書籍『嫌われる勇気』を参考に、人間関係の悩みを消し去る考え方をご紹介しよう。

 

■1:見返りを期待するのを辞める

私たち人間には承認欲求というものがある。そのため、「○○してあげたのに評価が低い」「××したのに気付いてもらえなかった」などというキッカケから人間関係がおかしくなっていくことがあるが、『嫌われる勇気』の中ではこの考え方は否定されているのだ。自分が誰かの期待を満たすために生きているのではない以上、相手も自分を満たすために生きているわけでなない、ということを説いている。

つまり、相手の顔色を見てビクビクするような関係や、相手に認めてもらうことだけを目的にしてしまうような人間関係の構築方法は、そもそも避けるべきなのだ。

 

■2:相手との関係が壊れることを怖れない

相手との関係が壊れることを怖れて生きていくことは、相手のために生きているような不自由な生き方になってしまっていると、この本は指摘する。

これは、「自分勝手で自己中心的な行動をとれ」ということではない。たとえ上司であっても“縦の関係”ではなく、対等な人間同士であるという“横の関係”を頭の中で意識することで、理不尽な要求や態度などに対して異を唱えることが可能になるし、その結果、理解してもらえなければその人から離れることも自分の自由だと諭している。むしろ、異を唱えることで壊れてしまうような関係であれば、その場に無理にいる必要はないのだ。

つまり、人間関係で悩まないためには、自分でその人から離れていく選択肢や勇気を持つことも、ときには大切であるといえるだろう。

誤解のないように申し添えておくと、これは組織を飛び出すのではなく、あくまでも自らの心の中で相手との距離をとることを推奨している。

 

以上、人間関係の悩みを消し去る考え方をご紹介したが、いかがだろうか?

アドラー心理学の教えでは、他人からの評価を気にせず、他人から嫌われることを怖れないことが大切な考え方としている。その先には他人から“承認されないかもしれない”というリスクがあるが、それを受け入れることで、より自由な考え方や生き方ができるようになるというのだ。

過度にドライになるということでもなく、しかし「誰のために生きているのか」について、自分自身の考え方をリセットしてみてはいかがだろうか。自分の中の人間関係の悩みを解消することにも繋がっていくだろう。

職場や仕事上の人間関係に悩んでいる人は、ぜひ、これらの考え方を取り入れて、自分らしい人生を歩んでいくヒントにしてほしい。

 

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【参考】

岸見一郎・古賀史健(2013)『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)

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