苦手でも敬遠しないで!働くママが「義理の両親」に育児を頼むべき理由

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子育て中のママ達は、それぞれ自分のこだわりを持って子どもに接している。オーガニック食品、木のおもちゃ、おむつなし育児……。情報過多の現代、家庭によってこだわりも様々だ。しかし、情報の少なかった時代に子育てをしていた年配の世代にとっては、そういったこだわりをなかなか理解するのが難しいものだ。

そのため、「自分と子育ての方針が違うから、姑には絶対に頼らない」といった話をよく耳にするが、あなたはいかがだろうか?

小児科医の熊谷晋一郎さんは、『リハビリの夜』という著書の中で「“自立”は、依存先を増やすこと」と述べている。仕事と育児を両立させるには、自分の実家や、義実家、もしくは信頼できるベビーシッターや地域のボランティアなど、頼れる場所の多い方が集中して仕事ができるし、“もしも”の時にも安心だ。

そこで今回は、4世代大家族育ち、現在は夫の家族と4世代ご近所暮らし中の筆者が、“働くママが義理の両親に育児を頼むメリット”についてお届けする。積極的に頼りづらい“義理の両親”との関係を、改めて見直してみる価値があるのではないだろうか。

 

■子どもの価値観が広がる

「大皿のおかずをみんなで分けるか、あらかじめ小鉢に盛り付けるか」や、「テレビを見ながら食べるか消して食べるか」など、あなたの家庭と義実家のマナーは異なるだろう。カレーの味付けや味噌汁の濃ささえも違う。うまく言葉にできないだけで、子どもはそういう細かい点をよく感じ取っている。そして後々気づくのだ。「いろんなやり方があるのだ」と。

子どもが様々な価値観に寛容になれるという点は良い点だろう。

 

■おじいちゃん・おばあちゃんへの敬意

自分の実家だと、つい甘えがでて、両親に「こうした方がいい」と言われるとつい「わかってるよ!」と口答えしてしまうことはないだろうか。実はこういった人間関係も子どもはよく見ているのだ。「ママみたいにおばあちゃんに口答えしていいんだ」と思ってしまうこともある。

しかし、義実家では、そうはいかない。ママが礼儀をわきまえて接していれば、子ども達もおじいちゃんおばあちゃんを大事にするようになるだろう。

 

■子どもの息抜きの場所として

ママは子どものためを思っているからこそ口うるさくなる。「靴を並べなさい」「ご飯を残すんじゃない」「あいさつをしなさい」と、気づけば命令のオンパレードだ。

しかし、子育てを経験してきたおじいちゃんおばあちゃんは、大らかな気持ちで子ども達を見守ってくれることが多い。子ども達がほっと安らげる場所にもなり得るのだ。でも、助けてもらうことであなたがストレスを感じてしまったら意味がない。譲れないポイントはキッチリ伝えよう。

 

■子どもが様々な道徳観や性格があることを知るチャンス

ママ達にファンの多い小児科医のたぬき先生こと毛利子来さんは、『孫をめぐるおとなの作法』という本の中で、以下のように述べている。

<育て方には「こうでなければ」といった正解はない。(中略)同じ悪さをしても、ひどく怒る人と大目に見てくれる人がいれば、人間にも様々な性格と道徳観があることを感じ取るに違いありません。ですから、年寄りも若い親も、それぞれ自分の流儀で子どもに対していてもかまわない。そのために、子どもがおかしくなることは、まずありません。>

仕事と子育てであわただしい毎日を送っていると、つい「今、どれだけ効率的に動けるか」ということを考えてしまうが、年配の人たちの“情愛”も子どもにとっては必要なのだ。また、人間関係を保つコツについて、こう述べている。

<それぞれが、自分の流儀に固執してはよくない。そのために、いさかいが絶えなくなり、ひいては人間関係の破綻を招くことさえあります。そうなったら、肝心の子どもまで不安に陥れかねません。やはり、ここでも、年寄りと若い親とは、譲りあう必要がありそうです。>

これは、すべての人間関係にもあてはめることができそうだ。

 

以上、今回は“義理の両親に育児を頼むメリット”についてお届けしたがいかがだろうか?

数十年前の育児書を読むと、現在の育児書の内容と変わっている点があることに気づく。ということは、現在正しいとされていることも、もしかしたら未来に覆される可能性があるということ。“このやり方じゃなきゃダメ”という価値観は、得てして他者を排除してしまうものだ。

繰り返しになるが、働くママにとっては、頼れる場所は多ければ多いほどいい。もし義父母の健康状態もよく、頼める距離に住んでいるのなら、このようなメリットがあることも覚えておいてほしい。もしどうしても譲れないポリシーがあれば、根気よく話し合ってストレスフリーな関係を築こう。

 

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【参考】

毛利子来(2008)『孫をめぐる大人の作法』(ジャパンマシニスト社)

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