労働環境に異変あり!? 企業が働く女性に求めている「2つのスキル」とは

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労働環境に異変あり 企業が働く女性に求めている「2つのスキル」とは今、私たち女性を取り巻く環境は、めまぐるしい変化の時期を迎えていると言える。

政府が女性の占める指導的地位の割合を30%まで引き上げると宣言、さらには長年続いてきた配偶者控除などの見直しも検討されている今、女性の“働きかた”を含め、社会進出に関する環境は大きく変わっていく可能性を含んでいる。

そこで今回は、書籍『社歌』の著者として数多くの経営者を取材してきた経験をもつ弓狩匡純氏に、“現代の働く女性に求められている能力”について話を伺った。

 

■制度と現実の間でギャップに苦しむ!?

まず、現代の女性が置かれている環境について、弓狩氏は次のように分析する。

「政府は2020年までに、“指導的地位”に占める女性の割合を現在の11%から30%に引き上げると宣言しましたが、現実はそれほど甘いものではないでしょう。

本気でキャリアアップを目指せば、長時間労働や出張・転勤を断るわけにはいかず、場合によっては結婚や出産も断念せざるを得なくなります。

また、生活設計を先延ばしにすれば、得てして夫婦間に“すれ違い”が生じます。

夫のサポートはもちろんのことですが、保育施設の拡充など公的支援がなければ、男性と対等にマネージメントに携わることは難しいでしょう」

従来の女性像も残っている現代において、ギャップが生まれるのではないだろうか、ということだ。では、このような状況下で女性に対してまさに今、企業から求められている能力とはどういったものなのだろうか。

 

(1)“公”と“私”をイコールで捉え、同じ基準で判断を下せること

「こうした現実を踏まえて今、働く女性に求められているのは、“公”と“私”をあえてイコールで捉え、同じ基準で冷静な判断を下す能力なのではないでしょうか。

私的な理由で仕事を断ることはできませんが、逆に仕事を言い訳にして家族に負担を強いるのも賢いやり方ではありません。

男性が優位だった社会では職場と家庭をはっきり分けて考えることが常識とされていましたが、これからの女性は、個人の中にもダイバーシティ(多様性)といった概念を持って“公”と“私”の間を柔軟に行き来すべきでしょう」

 

(2)女性ならではの発想とアプローチで男性と棲み分けること

「例えば、冷蔵庫や使い捨て紙おむつを発明したのは、実は女性なのです。生活に根差した商品開発力こそが、実は企業が最も求めている能力なのですが、これは男性が苦手としている発想です。

男女は職種ではなく、こうした発想の差異によって“棲み分ける”べきであり、新しい視点を持つことで、問題解決にもこれまでとは異なった“女性ならではのアプローチ”が生まれてくるはずです」と、弓狩氏はいう。

つまり、女性らしい伸びやかな感性を生かしながら、柔軟性や発想力を磨くスキルが必要ということかもしれない。

 

以上、“現代の働く女性に求められている能力”ついてご紹介したが、いかがだろうか。

しなやかな感性を持ちながら発想力を磨き、公私を器用に渡り歩く柔軟性が、今後はより必要とされるということなのだろう。

ぜひとも読者のみなさんには、どんな環境に置かれたとしても自分らしく、充実した日々を掴んでいっていただきたいと、エールを送りたい。

 

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【取材協力】

※ 弓狩匡純(ゆがりまさずみ)・・・1959年生まれ。作家・ジャーナリスト。米テンプル大学教養学部アメリカ研究学科卒業。国際情勢、経済、文化など幅広い分野での取材、執筆を続ける。著書に『社歌』(文芸春秋 2006)『国のうた』(文芸春秋 2004)など多数。近著に『日本人の誇りを呼び覚ます魂のスピーチ』(廣済堂出版 2014)

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