要求が通りやすくなる!「自己主張が強い」と思われず意見を貫く方法

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Business people are talking with a laugh during a break

“調和と強調”が何かと重んじられる日本社会でも、ときには自分の意見を強く通さなければならないことがあります。

あまりハッキリとした物言いをしてしまうと、たとえ理路整然としていて根拠がある話でも、相手もへそを曲げてしまうおそれがあります。

できるだけ友好な関係を保ちながらも、自分の意見を貫き願いを聞き入れてもらうためにはどうすればよいでしょうか?

 

■1: まず相手を立てて、褒めて、感謝の意を示す

「何とかして、言うことを聞かせてやろう……」という気持ちが言動や態度ににじみ出てしまうと、相手から警戒されたり、敵対心を持たれてしまうかも。

まずは相手をリスペクトする姿勢を見せてみましょう。日ごろから関わりがあり、お世話になっている相手なら、あらためて感謝の気持ち、相手の素晴らしいところを伝えます。その際に、具体的な内容(何に感謝しているのか)をあげた方が、より気持ちが伝わるでしょう。

もちろんあまりやりすぎると不自然になってしまい逆に不信感を持たれてしまうおそれもあります。けれども、相手を立てて尊重する姿勢を終始一貫して示したほうが、相手の気持ちも和らぐというもの。

 

■2: 命令口調・脅しは厳禁! とにかく下手に出てお願いする

■1でワンクッションおいたら、いよいよ本題に入ります。自分の意見を通したいときは、気持ちが焦ると、つい強い口調になってしまいがち。

強張った顔で、大きな声&早口でまくしたてながら「絶対●●してください! さもないと……」「●●してもらわなきゃ、困ります」と言ってしまうと、相手は「脅された」「命令された」と思ってしまうかもしれません。

もちろん、強い口調で伝えることで、そのときは自分の意見を通すことはできるかもしれません。けれども、「自己主張が強いなあ」と思われてそれ以後距離を置かれて協力してもらえなくなったり、恨まれるという可能性も。

過去記事「仕事に役立つ!FBIネゴシエーターが教える“NOというテクニック”2つ」や「イラッとしたら6秒!仕事で“ウザイ人に攻撃された”ときの対処法3つ」でもお伝えしましたが、できる限り丁寧に下手に出ながら「申し訳ありませんが、●●していただけないでしょうか」とやんわり伝えたほうが、かえってあっさりと聞き入れてもらえるかもしれません。

そして、相手から反論を受けたり質問をされたりしたときは、話を遮ったり否定せずに最後まで聞いて丁寧に回答するようにします。すると、相手の苛立ちやモヤモヤも解消され、こちらに対する警戒心や敵対心が徐々に収まってくるかもしれません。

 

■3: 交換条件も用意! 優先順位が低くて譲れるところは譲歩することも有効

自分の意見を通すときは、相手にメリットも与えましょう。「私の言うことは全部しっかり聞いてもらうけれど、あなたのいうことは一切聞きませんからね」という姿勢を崩さないようでは、相手も頑なになるばかり。絶対譲れない部分と譲歩してもいい部分をあらかじめ線引きしておき、場合によっては譲歩することも大切です。

高杉尚孝事務所代表・筑波大学大学院 客員教授の高杉尚孝氏の著書『論理的思考と交渉のスキル』(光文社)でも、交渉において「“譲歩”とは妥協ではなく戦術である」と述べています。

<「譲歩する」という交渉行為は、形勢不利を意味する弱腰でマイナスな行為だとの印象を醸し出しがちです。しかし、譲歩という行為自体が必然的にマイナスで弱腰かというとそんなことはありません。譲歩とはあくまでも交渉における一つの戦術的な行為なのです>

では、具体的にどれくらい譲歩するのが有効なのでしょうか。同著によると、大幅に譲歩するよりも少しずつ小出しにするほうが効果的なのだそう。

<譲歩はできるだけ小出しにするのがよいでしょう。これは相手方の期待をコントロールするのに役立ちます。つまりこちらが大きな譲歩を、それもたくさんすると、相手方はどう思うでしょうか。「ありがたい」と感謝の気持ちでいっぱいになるでしょうか。残念ながら、相手方は概ね「では、もっと要求すればもっと譲歩を引き出せるはずだ」と調子に乗ってしまうでしょう>

相手の様子を伺いながら、慎重に譲歩を切り出していきましょう。

 

以上、自己主張が強いと思わずに意見を通す方法をお伝えしましたが、いかがでしょうか?

今後の関係を良好に保つためにも、できる限りソフトな姿勢を示すのが一番でしょう。

 

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【参考】

高杉尚孝(2012)『論理的思考と交渉のスキル』(光文社)