約70%が「確信犯」の意味をカン違い…!間違いやすい日本語チェック

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どんなに中身が素敵な人でも、服装や清潔感など外見に気を遣えていないと印象を悪くしてしまう……なんてよく言われますよね。

それは、“言葉”も同じかもしれません。

正しいと思って使っていた日本語も、じつは間違っていることがあるもの。ある資料によると、よく使われる言葉に日本人の多くが間違った認識を持っていたものもあるとか……。

あなたは、大丈夫!?

 

10年前より増加! “日本語を大切にしている”現代人は、79%

文化庁が定期的に「国語に関する世論調査」を行っていることを、あなたはご存じでしょうか。

直近では、全国 の16歳以上の男女3,589名に対し調査を実施、発表しています。

その調査では、最初にこんな質問が。

「毎日使っている日本語を大切にしていますか?」

母国語を大事にしているかという、なかなか問われることのない質問。もし聞かれたら、あなたなら何と答えるでしょうか?

回答の割合は以下の通りでした。

「大切にしていると思う(考えてみればそう思う、を含む)」(78.5%)

「どちらとも言えない」(16.0%)

「大切にしているとは思わない(特に思わない、を含む)」(5.2%)

10年前と比較すると、「大切にしている」という回答割合は増加していて、日本人の母国語への意識が高まってきていることがわかります。

会話よりもメールのやり取りが増えたり、SNSなどネット上の発信ツールの利用者が増加したことで、“文字”で日本語に向き合う機会が増えたことも理由の一つかもしれませんね。

 

現代人の正解率、83%……「名前負け」ってどういう意味? 

日本語を大切にする人が増えている現代。あなたはSNS等を利用していて、ふと「この慣用句の使い方、合っているかな?」と不安に思うことはありませんか?

この調査では、幾つかの慣用句についての意味も質問。それらはよく“間違って使われることが多い”とされる慣用句なのですが……。

例えばこの慣用句の意味、あなたはどちらだと思いますか?

(1)名前負け

A:名前を聞いただけで気後れしてしまうこと

B:名前が立派で,中身が追い付かないこと

同調査では「辞書等で主に本来の意味とされるもの」を正解として示していますが、その正解はもちろんB。

調査結果の回答割合も「A=9.3%」「B=83.4%」となっていて、これに関しては多くの人が正しく理解してることがわかりました。

 

「奇特」「琴線に触れる」「確信犯」……正しい意味、現代人たちの正解率

では、他の慣用句も見てみましょう。

(2)奇特

A:優れて他と違って感心なこと

B:奇妙で珍しいこと

(3)琴線に触れる

A:怒りを買ってしまうこと

B:感動や共鳴を与えること

(2)の正解は、A。調査結果の回答割合は「A=49.9%」「B=29.7%」。(1)に比べ、正解率がやや下がります。“奇妙”“奇怪”などにも使われる漢字のため、イメージから誤解してしまう人が多いのでしょうか。

(3)の正解は、B。こちらはさらに正解率が下がり、「A=31.2%」「B=38.8%」。「逆鱗に触れる」と混同してしまうのかもしれませんね。

そして、不正解の回答割合が正解を上回ってしまったのが、これでした。

(4)確信犯

A:政治的・宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪又はその行為を行う人

B:悪いことであるとわかっていながらなされる行為・ 犯罪又はその行為を行う人

正解はAですが、回答割合は「A=17.0%」「B=69.4%」。約7割が違う解釈をしていると判明しました。

どちらかというと、Aの場面よりBの場面の方が一般的であることから、徐々に人々の解釈がシフトしていったのでしょうか。

こうしてみると、よく使う慣用句でも正しく使えていないこともあるようですね。

 

以上、正しい日本語二択チェックでしたが、いかがでしょうか?

「この言葉の使い方、これで合っていたかな?」SNSなどを利用していてふとそう思うことがあっても、今は手元にあるスマホですぐにチェックできてしまいます。迷ったらすぐ調べる……そんなことも、“日本語を大切にする”ことの一つかもしれませんね。

 

 

【参考】

平成 27 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要 -文化庁

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